アフリカ出張③村訪問編

水シャワーで散々な目にあった翌日、未だにアポは取れていない。。
電話をしても取ってもらえず(基本MTGで忙しい)メールも無理。
さて、そこで考えたのはオフィスに行ってしまおう!ということ。


オフィスの彼らの秘書にお近づきになり(小さいお土産を渡す袖の下付き)秘書の電話番号をもらい先方が帰ってきたら電話をもらう手筈。
上司はこれを他国でも実施し成功にこぎつけたらしい。賄賂…というと聞こえは良くないけど小さいお菓子だからね。よしよし。


その後、前回の渡航で弊社機器を設置した村に訪問することに。
ある村をパイロットサイトと位置付けて、住民に機器の使用説明と私たちの目的についてお話をしたのが前回の渡航で行ったこと。


今回の渡航の大きな目的の一つでもあった効果検証をすべく一路、全員で村へ!
まずは機器本体を設置したお宅へ。こちらは村長さんの家で適切に管理いただいていました。
続いて住民のお宅へ。
現在、アフリカでは慢性的な電力不足であり特に地方部に至っては電力のない生活を送っている人が多数います。その数は全世界で約10億人ともいわれているのだけれど多くはここアフリカの国の人々と言われています。


この問題に対し、住民が自由に携帯電話やランプを充電できる仕組みがあればなぁと考えており、実際に使用をしてもらいながらユーザーフィードバックを得てみました。


まず充電式ランプがあることで今まで購入をしていた灯油ランプを購入する必要が無くなったこと。

現地で使われている灯油ランプ


灯油を燃やしキャンドルのように使用するものですが煙もすごいし何せ明るくない。
健康被害も多く特に子どもや妊婦さんなどには悪影響!
皆さんならこう考えますよね。
「じゃあ使わなきゃいーじゃん」
そうなんです。使わなければいいの。
でも村ではこれしか方法が無いのだそう。市場も遠く乾電池は2~3日で切れてしまう粗悪品。使いたくないけれど単価の安い灯油に頼ってしまうのだそう。
悪いと知りながらも、辞めたいと思いながらもそれしか方法がないから・・・という切実な回答でした。
しかし充電式ランプを導入してからは灯油を買う必要がなくなり、更には灯油を買っていたお金を子どもの教育に回すことが出来ていると回答していた人が多数。
またお店を開いている方は営業時間を伸ばすことが出来、収入向上にも繋がったとのこと。
データも何とか取れました。ほっ。


この頃には大方の予定が決まってきており、何とか行程をこなせそうな良い感じ。


村を後にして首都に戻る際、バイクとトラックの事故に遭遇。
ウガンダでは首都でも2人乗りのバイクが主流でありタクシーとしてバンバン走っています。マナーの悪さや渋滞の中をすり抜けていくバイクは本当に危ないのです。
大きな幹線道路上で二人乗りをしたバイクがバンプ(スピードを落とさせる目的で作られている道路上のこぶ)でスピードを緩めたところに後ろから大きなトラックが突っ込んできて追突。あろうことかそのままそのトラックは逃げ去るという状況。
近くにいた車が件のトラックを追いかけ何とか捕まえると運転手を殴る叩くの始末。
改めて運転マナーについて考えさせられた帰り道でした。

cute girls!

×

非ログインユーザーとして返信する