プレさんについて

私のパートナーはアメリカ人である。
名前はプレさん。


出会いは2017年に遡る。
当時、東京で国内、海外営業をしていた私。
日々、バタバタそしてプレッシャーを強いられる生活をしていた。


以前住んでいた長野では自然に囲まれキャンプや登山といった自然をモロに感じられる生活をしていた。
その時に一緒に働いていた同僚はとても素敵で関わった人たちも地元の人たちも最高で楽しい時間を多く共有していた。


ただその中に一つ足りなかったもの、それは完全に「恋愛」であった。
浮いた話も浮かれた顔も仕事にも精が出る金曜の午後も何一つなかった。
まじで!


でも満たされていたのは、その他できっと満足してたからだろうな。
同僚と今後数年後まで何もなかったら長野でゲストハウスを始めよう!っとまで計画し、物件見たり土地探したり消防法について調べていた。


そして東京に引っ越し、都会の暮らしを肌で感じながら時々長野に行ってリフレッシュしていた矢先、彼女に紹介されたのが何を隠そうTinderである。


日本にもマッチングアプリは溢れているのだけどたまたまカウチサーフィン(旅行者を無料で泊めたり泊めてもらったりするサイト)で彼女の家に泊まりに来ていたアメリカ人がこんなアプリあるよーと教えてくれたらしい。


海外の登録者が多いTinderにしたのは語学のレベルアップもあったけど全くバックグラウンドが違うとどんな話が出来るのか色々興味があるなぁっていう気持ちで登録。


そもそも街コンや婚活イベントに参加したりもしたけど盛り上がらない。それもそのはず。
私は「アフリカが~一人旅が~、」同じく参加した友人も「アフリカが~感染症が~」っと
一般的に話されるであろう内容から話がぶっ飛んでいたのである。
しかも場所は長野の田舎。誰がアフリカの感染症に興味があるんだ!と今思えば懐かしい。


Tinder を使い始めたてのときは写真と自己紹介だけで、この人「あり」、「なし」とスワイプすることに抵抗があった。こんな簡単に人を判断していいのだろうか。そんな資格自分にはあるのだろうかっと。


…っが、慣れとは怖いもので右に左にバスケでもこんなに右左行く人いないんじゃない?っつーぐらいにスワイプをしまくり、幸い東京には人が溢れていてスワイプが尽きることはなかった。
(長野では5回ぐらいで尽きた。笑)


語学の勉強も兼ねて色々な外国の方に会い、お食事をした。
在住の方もいれば旅行者も。東京に住んでても引きこもっていた私にはtinderは家から引き出してくれる手段であり東京を見て回る良い機会でもあった。
中にはOne night standを探してる人もいたりっていうかtinder登録者のほとんどがそうなんじゃないかという感じ。見る目がない私は慎重に慎重に色々な方とデートを重ねたのである。


一方、そのころプレさんは地方の片田舎で英語教師をしていた。
来日して7か月、ハネムーン期が過ぎ、徐々に日本の生活に苦しさを感じ、アメリカが恋しくなっていた頃である。


私が実家の法事で週末に帰省し、懲りもせずTinderを実家で開いて何気にスワイプ。
そんな時にマッチングしたのがプレさんだった。
プレさんは私の地元で働いていて、実家でもすることなくダラダラしていた私と偶然マッチング。
お互い暇な私たちは翌日ランチに行くことに。
今まで会った人たちよりもなんか居心地が良くほわーっとした空気感にまた会いたいなぁと思わせてくれた。
当時のプレさんは日本語はほぼゼロ。私も週一NOVA通いの営業ウーマン。
意思疎通がこの頃はあまりできていなかったかも。それでも通じたのは興奮と興味と関心があったからかな。
今思うとね。

プレさんのアメリカの朝ご飯。アメリカはコーンフレークシリアル王国。

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